チキポテ考察:しゅかランド運営との溝を見る

1.はじめに

今回、私は推しである斉藤朱夏さんの第2回FCイベント「チキンとポテトどっちがいい?」に参加した。

大学の必修や教職の兼ね合いで決して楽では無かったが、前回のFCイベントの楽しさ。

そして、くつひもの結び方の満足度の高さから平日でも行ける手段があると思ったので、今回参加した。

 

しかし……

 

多めに見ても40点。

半分以下の満足度しか得られなかった。

今回のブログはイベントを振り返りながら、しゅかランドのネガキャンをしていく内容になってしまうため、本気で今回のイベントが満足した方はブラウザバックを推奨致します。

 

2.イベント概要

内容としては
・開幕ダンスパート(シュガーソングとビターステップ)
斉藤朱夏への挑戦状(しゅかランドで募集されてたもの)
斉藤朱夏の2020年を占う(占い師との対談パート)
・怪盗3110とのバトル(しゅかランドで用意された謎解き)
・お便りコーナー(しゅかランド内の課金ポストの内容を一部紹介)
・ライブパート

1.ことばの魔法

2.チキンライス

3.パパパ

・あいさつ、記念撮影

 

まあ、こういった内容である。

自分で書き出してみたものの、この時点では何が悪かったのか分からない上に、イベント内容として悪くないようにも見える。

次のパートで感想と共に考察していきたいと思う。

 

3.良かった点

まず先に良かった点を見ていこう。

良かった点は非常に大事である。

まず、3月以来の斉藤朱夏さんのダンスパフォーマンス。

"圧巻"というほか無かった。

相変わらずのキレのあるダンスと私達を煽りながら、ボルテージを上げていく姿は素晴らしいものであった。

そして、斉藤朱夏への挑戦状。

まあ、内容は挑戦状ということで斉藤朱夏さんにやってもらいたいことをファンクラブサイトで募集し、それに挑戦するという内容。

ありきたりな企画だったが、可愛いものも多く、斉藤朱夏さんを堪能できたと言っても過言では無かっただろう。

そして、ライブパート。

やっぱり自分は"アーティスト"斉藤朱夏が好きなので、アコースティックver.での3曲。

アコースティックver.で最も映える「ことばの魔法」、クリスマスということで「チキンライス」、最後に「パパパ」とバランスは悪くなかった。

くつひもの結び方よりも声に伸びがあるように感じたのは、曲間が長かったこともあるかもしれないし、会場の影響もあるかもしれないが、満足出来るものであった。

私の推し曲である「パパパ」も回収出来たし、最高だった!!!!

といつもならなるはずなのに、今回はイベント特有の高揚感もなく、淡々と終わったなという印象。

ここまでは良かった点だけを語ったので、今回のイベントに疑問を持っていない方は以下を読まないことを推奨致します。

 

心の準備はよろしいでしょうか?

 

4.不満だった点、改善点

①占いコーナー

まず、占いコーナーである。

斉藤朱夏さんの2020年を占うということで、ゲッターズ飯田さんの一番弟子の方を呼んで占いコーナーをするという企画があった。

まあ、推しが2020年どうなるのかドキドキしながら、話を聞くのは面白かった所も少しはあった。

だが、全体的に長い。

観客である我々は見ているだけなので、一切参加という形も無く、歓声を送ったりするだけ。

それこそ、この企画自体を「しゅかりごと:新春スペシャル!!」くらいでAbemaTVの配信でやった方が盛り上がったのではないかと思った。

観客の有無が必要性のない占いコーナーをぶち込んだ意味が分からなかったのである。

せめて、我々が参加出来るものであって欲しかったところであった。

 

②怪盗3110とのバトル

これは分かりにくいので、説明しながら見ていきたいと思う。

概要としては、

・怪盗3110から予告状?のようなものが来る

・5問の問題があり、それを解いて出来た答えを導き出せば斉藤朱夏さんに商品をプレゼント。

・5問の問題を解くために観客である我々が事前に書いたヒントをBOXから斉藤朱夏さんが抽選箱から引いていく。

・各問題で最も良いヒントを出した人にサイン入りポスター?を舞台上で直接、手渡しでプレゼント。

 

ここまで辿れば、何の問題もないように見えるが、ツッコミどころ満載なのでそれを書いていきたいと思う。

まず、5問の問題を解くために引くヒントカード。

これには、自ら席の番号を書く欄が存在しており、観客は薄々これを引いてもらえればサイン入りの何らかの商品が貰えるということが察しが付いていた。

そして、ヒントカードの問題は入場時にランダムで配られた問題でヒントを書いてボックスに投函という形を取っていた。

しかし、5問の問題のヒントカードを斉藤朱夏が引いた枚数は

1問目→3枚

2問目→4枚

3問目→4枚

4問目→4枚

5問目→3枚

とばらつきがあり、フェアな条件とは一切言えないものであった。

そして、ここからが問題なのだが、引かれたカードの方々は皆、サイン入り商品貰えると思っていただろう…

しかし、ここから各問題で一番いいものを吟味して、合計5名様に豪華商品をプレゼントします!!と全ての問題を解いてからの発表であった。

 

後出しジャンケンも大概にしろよ、マジで……

 

本気で喜んでた朱夏人の気持ちを考えるとせめて、そのゲーム形式を開始前に発表するべきであった。

そもそも、引く枚数も運営が事前に斉藤朱夏さんとの話し合いで何枚引くかの指示や準備などがあれば、フェアなものになったはずなのに、正直モヤモヤが募った。

これなら、前回の1stイベでおこなったビンゴ大会の方が余程フェアで楽しいものだったと断言出来るだろう。

正直このコーナーは楽しい点もあったが、事前準備などの悪さに凄く目が行ってしまったのである。

 

③しゅかランドのポストでのお便りコーナー

この企画、マジで置いてけぼり感凄くて本当に冷めきった目で見ていた。

ポスト(ランドの課金コインを使用して送るファンレター)に届いていたお便りを紹介するものであった。

紹介者は三人で、大変丁寧で推しに大しての深い愛を感じる素敵な文を書かれていた。

これは間違い無いのであるが、時系列も実際関係なく、今回のイベントに直接関連していないものであったため、ネタ切れでも起こしたのか??と思った。

このコーナーなら、しゅかぎりとか募集してやった方がまだマシだったし、ポストに投函した方が現地にいたから良かったものの、いらっしゃらなかったらさらに最悪の雰囲気になっていたこと請け合いである。

しゅかランド運営にこのコーナーで真剣に盛り上がると考えて入れたのかを徹底的に問い詰めたいところでもある。

だが、それと同時にもう一点気になったのは、このポスト投函者へのリターンの少なさである。

読まれた三人の方は報われたかもしれないが、他にも斉藤朱夏さんへたくさんの想いやメッセージを届けている方が多くいらっしゃるのは私も周知している事実である。

この1年半でポスト投函者へのメリットがこれだけかという点である。

企画ラジオのようなものでポストを読むコーナーなどをやっていれば良かったかもしれないが、生半可に三人だけ取り上げてしまったため、自分のメッセージは届いてるのか。

今までのメッセージは意味があったのか揺らいだ人も多くいたのではないだろうか。

無料の制度であるなら分からないでもないが、お金を取るということはビジネスになっているのである。

もう少し消費者に寄り添うものになって欲しいと考える限りである。

 

④しゅかランドTVの存在

これが今回のイベントの癌。ゴミである。

イベントの様子を生放送でしゅかランド内で見れるというものになっていた。

確かにチケットの当たらない方への救済処置としてやったのかもしれない。

だが、ド平日に……

現地に来られたのは、学校を休んだり、会社に有給申請したり、会社から早上がりしたりして、各々頑張って会場まで来られた方々ばかりである。

しゅかランドTV内で謎解きパートまで放送されていたと後からFF内の方から聞いて正直、腹が立って仕方が無かった。

6000円払って、お便りコーナー(ほとんどの人には関係なし)、ライブパートのみしか変わらないというのはいかがなものなのか?

現地と非現地の区別をさすがにもう少し明確にしないといけないように感じる。

しゅかランドTVで無銭で見ていれば満足度は高かったかもしれないが、こちらとしては無銭で見れるものをお金を払って生で見ていると考えると話は別問題になってくる。

正直、これが今後続くのであれば、少なくともFCイベントに行く意義は大きく失われると言えるだろう。

 

⑤現地での新情報発表なし

これは本当に我々をバカにしてるように感じてしまった。

1stイベの時に、2ndイベ開催決定!日付は未定とか、しゅかランド日和出るよとか、ビンゴ機能実装するよ!!(未だにビンゴ機能は実装されていない、なんとかしろク〇運営)、などなど情報を発表して、大いに盛り上がったのである。(本当にされたかどうかは別としてではあるが)

 

今回は一切無し。マジで。

ホントになんで何も決まってないんだよ。

他の界隈に行けば分かるが、イベントをおこない最後の次のイベントはいつどこどこでやるからお前ら来いよ!!→キタキタキタキタ!!絶対行くぅ!!の流れは鉄板である。

計画性があまりにも無さ過ぎる。

最後にちょっと斉藤朱夏さんが、「3rdイベントもちょっと構想練ってるし、いつかやると思うからその時は来てね!」って感じで伝えただけである。

言ってしまえば悪いが、しゅかランドの信頼関係で言うと、この手の口約束は無視など含めて、守られる方が少ないと相場が決まっているのである。

3rdイベントはまあやるだろう。

だが、明確に日付を決めておかないというのは本当にいかがなものなのか……

FC運営の杜撰さと朱夏人ならこれでもいいだろっていう運営の利益至上主義のこちらを全く考えない方針にはもうウンザリである。

 

4.終わりに

正直、帰りの夜行バスでこんな文句ばっかりのイベントレポートを書くことになるとは夢にも思っていませんでした。

私の文は自分の気持ちを共有し、読んでくださった方が楽しいと思ってくれたらいいなと思いながら基本的に書くことが多いですが、今回の文は本当に自分のエゴです。

最初に今回のイベントの評価を前回の楽しさの半分と評しましたが、それもライブパートと斉藤朱夏さんの可愛さ、愛嬌によるものがほとんどでした。

そろそろ、斉藤朱夏さんにおんぶにだっこの現在の運営スタイルをやめようと思わないのでしょうか?

斉藤朱夏さんの良さを広めていくことがしゅかランドに求めているはずなのに不満を抱えて去っていった人物を私はたくさん見てきました。

今回のイベントを見て楽しめた人は本当にどんなイベントでもいい意味で楽しめると私は感じます。

ですが、私は残念ながら、イエスマンではないです。

嫌な部分があれば、推しのFCでもこうなったらなと思ってしまいます。

全肯定できるコンテンツであったらどれだけ良かったものか……

次回以降のFCイベントの参加は慎重に見極めていきたいという考えと共に、これからのしゅかランドの未来に希望と展望を感じなくなってしまいました。

 

ですが、私は斉藤朱夏さんが好きで、パフォーマンスをする彼女のことが大好きです。

だからこそ、パフォーマンスをする彼女を見ることの出来る東名阪ツアーの全通が決まっている現在、東名阪ツアーを楽しむことだけにシフトして行きたいと思います。

 

ただ一つだけ……

このモヤモヤした思いで、今年度のイベント納めとなってしまうのが本当に残念で仕方がないです。

 

来年も斉藤朱夏さんが活躍出来る一年になることを私は心から願っております。

 

追記)2020.8.25

あれからしゅかランドを退会して8ヶ月が経ちました。

友人も2周年を迎えても何の変化もないしゅかランドを退会してしまいました。

声優本人を推すきっかけや熱になるためにファンクラブは存在していないんですか?

ファンクラブの在り方をもう一度私は問いたい。

斉藤朱夏さんのことをあの頃は大好きでした。悲しいほどに。

 

それでは。

 

 

 

 

 

 

18人の"大好き"の気持ち~虹ヶ咲学園1stライブを終えて~

虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の1stライブ、本当にお疲れ様でした!!

今回は印象に残ったMCに絞って彼女達の想いを読み取っていきたいと思います。

まとまらなかったらゴメンなさい!!

 

ちぇみーのMC、本当にずるかった……

アニメ化が発表されて盛り上がっている中、涙を流しながら、

「オーディションのときに虹ヶ咲学園はアニメ化しませんのでよろしくお願いします。」と伝えられていたとの衝撃的なカミングアウト。

虹ヶ咲学園がアニメ化しないのではないかという話は随分前から噂として流れていたのですが、まさかオーディションのときにキャストに伝えていたなんて残酷な話があるのか…と私は感じました。

μ'sがアニメ化し、その流れでAqoursもアニメ化、3代目の虹ヶ咲はゲームコンテンツのみの副産物。

プロジェクト開始時にはいわゆる"オマケ"の扱いであったということがこの言葉から分かります。

そこから彼女達の頑張りでアニメ化しないといっていた運営までも変えてしまった。

これは並大抵のものでは無いと感じています。

虹ヶ咲学園はμ's、Aqoursと違い、個人でのソロ活動というものです。

これには当初、「グループじゃないと意味が無い」「ソロで売るのは難しい」といった心無い意見がたくさんあったのを覚えています。

毎月の投票制度などを含めた、常に順位でライバルとして争わないといけない。

あかりんのMCでもありましたが、「なんであの子が1位なのか」このような事態が頻繁の起こるようになっていました。

前日のともりるのMCでも「自分の大好きに素直に、他人の大好きを否定しないで欲しい」ということが語られていましたが、これは彼女達のいわば"宿命"のようなものだと思います。

しかし、舞台裏でメンバー同士で励ましあったり、彼女達はグループという形ではないですが、仲間になっていました。

あかりんのMCにともりるが大泣きしているのが凄く印象的でしたが、それを慰めているちゅんるん、かおりんがいたり、タオルや水を持ってきてくれるメンバー。

彼女達だけの絆が凄く伝わっていました。

そして、ラストのともりるのMC。

「TOKIMEKI Runnersの歌詞での"どうなるかは僕ら次第"っていうのは私達にも当てはまると思う。実際にアニメ化しない虹ヶ咲がアニメ化したんだから。」

彼女達はまさしく低確率の奇跡を一歩ずつ手繰り寄せたのです。

「虹ヶ咲学園がソロ活動をすることはせつ菜を含めた9人の想いだから尊重したい。ソロだからこそ、18人で高めあえることがあると私はおもっているから。」

グループじゃないと……という意見を全て否定するソロ活動での意義。

これは言葉だけなら、簡単かもしれません。

でも、アニメ化しないと言われながらも彼女達9人が本気でキャラクターである9人への愛を注いで一生懸命活動してきたからこそ、ファンがついてきて、武蔵野森が満員になったと考えています。

大好きを大切にするというのは本当に難しいです、他人に何を言われても好きだと主張するのは辛くしんどいものだから。

でも、虹ヶ咲学園の1stライブで見せられた景色は彼女達18人の希望と明るい未来の訪れを予感させるような素晴らしいライブだったと確信しています。

彼女達のキャラクターへ、そして私達の象徴である"あなた"への愛が続く限り私は彼女達をずっと応援していきたいと思いました。

 

最後に、虹ヶ咲学園を見たことがない方々へ。

大好きの形は本当に様々なものがあると思います。

だからこそ、受け入れられないものがあっても仕方がないとは思います。

でも、遥か遠い場所から彼女達の頑張りにケチを付けるようなことだけはフェアじゃないと思います。

自分の大好きも他人の大好きも尊重できる素晴らしい場所にこれから虹ヶ咲学園の活動はなっていくとも感じています。

もし興味があれば、見てから判断してもらえると嬉しい限りです。

18人の活動がこれからも素敵なものになることを一人のファンとして祈っております。

 

徹底考察:"三船栞子"~なぜ彼女のことを苦手な人が多いのか~

1.はじめに

 

今回はスクスタに新登場した三船栞子さんについて考察などをしていく。

彼女はお世辞にも、現時点では共感しているような肯定的な意見が少ないように感じる。

その理由を今回は考えていきたい。

(スクスタストーリー8章、9章の内容を含むのでネタバレ注意)

 

2.三船栞子とは??


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三船栞子(cv.小泉萌香) 

・虹ヶ咲学園の1年生

・日本有数の名家、財閥の流れを汲む三船家の"次女"(次女というのは伏線と思われる)

・冷静沈着、成績優秀

・お茶とお花の腕は師範レベル

ディベートコンテストで優勝経験あり

・人の向き不向きを見抜くのが上手い

 

設定が強過ぎる……

 

基本的に有能なキャラとして描かれているのは間違いない。

彼女は8章の最終話でいきなりスクールアイドル同好会の前に現れ、

・中川菜々さんは生徒会長に向いていない

(数字が証明しているらしい)

・新生徒会長として立候補する

・生徒会長になった暁にはスクールアイドル同好会の廃部を検討

・その後、各メンバーに適正のある部活を紹介する

と発言。

生徒会選挙が行われることに……

 

その後、選挙戦で中川菜々さんを相手に勝利。

新生徒会長に……

ここまでが、10章の内容となっている。

 

では、ここまでのストーリーでなぜ、彼女のアンチが多いのか見ていきたいと思う。

 

3.栞子をなぜ受け入れられないのか?

 

理由① 「発言が高圧的、高飛車な態度」

あくまでも彼女は高校1年生。  

それでいて、上から目線、成功しないからこうするべきだという発言をするのは思い上がり過ぎではないかと考えられる。

確かに意見を交わすのはいいと思うが、言い方や伝え方が他にもあるだろう。

ディベート能力とコミュニケーション能力は別であることがよく分かる例と言えるだろう。

 

理由②「せつ菜(菜々)への露骨な追い込み」

あくまでも生徒の大好きを応援したいと言って、生徒会長として活動してきた彼女に対して、「あなたではダメだから」と言わんばかりに生徒会長に立候補するのはもはや嫌がらせの域では無いかと考えられる。

公開討論や演説でも自分の主張と共に必ずせつ菜(菜々)の意見を論破しようと反論を必ずしている。 

公開討論はまだ許せるが、演説とは自分の政策を主張する場であって、対立候補を貶める、または対立候補への反論をするのはタブーである(筆者が中学時代生徒会活動をしたことがあるので、余計に違和感を感じた)。

正直、9章を見ていたせつ菜推しからすると怒りの声が噴出してもおかしくない。

ここまで精神的にも追い込みをかけるのはさすがにやり過ぎであると断言できる。

というか、彼女の大好きが生徒会長では無いと言いながら、スクールアイドル同好会を潰そうとしてるのは全く理解できない。

 

理由③「成功体験という胡散臭い言葉」 

「生徒の皆さんに将来に役立つような成功体験を必ずさせる」と主張する彼女。

しかし……

成功体験って何だ??

この言葉に違和感を持たなかっただろうか?

成功体験とは

「過去に成功してきた体験」

のことである。

これは確かに重要である。

自己肯定感、自己理解、自己信頼などに繋がって来るものであるからだ。

しかし、成功体験で重要な部分を三船栞子は見落としている。

それは

「どのように成功体験を積んだかという過程、道のり」 

である。

自分の努力や決断で成功体験を詰んだからこそ、自己肯定感などに繋がるのである。

というわけで、三船栞子の政治が実現してしまうと、

「人を頼って成功という甘い汁を吸おうとする薄汚いクズ人間」

の大量発生である。

もちろん、失敗すれば、

「あいつがそうしろと言ったから〜(以下略)」

と、栞子などに責任を擦り付けるオチまで付くのは容易に想像できるのである。

「私の言う通りすればいい」

は、考えない人間を増やすだけである。

 

理由④「ロボットのような正論」

確かに彼女の言うことは正しい。

だが、失敗も含めて人間が作られてくるのも事実ではないかと考える。

皆さんも経験がないだろうか?

「頑張って練習をしたけど、公式戦で一勝も出来なかった部活動」

「好きだった女の子にこっ酷くフラれた」

このような失敗を全て無駄と言うのは、ありえないことであり、15~16年しか生きていない彼女に理解出来る訳が無いと断言する。

一切の無駄を省くというのも、無理な競技変更などもスクスタの世界線でなら許されるかもしれないが、人には感情がある。 

まるで発言がロボットのようだなというのが、正直な意見である。 

彼女自身が本当は失敗を恐れているからこそ、「成功体験」と言い続けているのではないかと私は考えている。 

 

4.栞子の真の目的とは?

今後、キープレイヤーとして動いてくる栞子の真の目的について予想をしてみた。

 

その①「姉である薫子への対抗意識」

上でも述べたように栞子は三船家の"次女"と表記されている。

8章で登場しているスクールアイドルフェスティバルの元運営関係者である薫子は、苗字がまだ明かされていない。

薫子、栞子

この2人が姉妹ではないかと容易に予想することが可能である。

もしかすると、姉である薫子には栞子以上の才能があったにも関わらず、将来に役立つか分からないスクールアイドルにのめり込んだという事実を栞子は許せなかった。

だから、スクールアイドル同好会を潰そうとしているのではないかと考えることができるのである。

 

その②「大ファンであるスクールアイドル:優木せつ菜を助けるため」

彼女が優木せつ菜としての姿を見た時、スクールアイドル:優木せつ菜とすぐに認識する事ができていた。

ということは、彼女自身がスクールアイドルオタクではないかと考えることもできる。

彼女が優木せつ菜の大ファンであると仮定すると、

・生徒会長の座を奪う

→スクールアイドルに専念してほしい

・スクールアイドル同好会を潰す

→ソロ活動の方が彼女が輝ける

 

実は辻褄が合うのである。

スクールアイドルであるせつ菜のことを好きだから、こんなことをすると考えるとかなり歪んだ愛というか、厄介オタクとして思えないが、この可能性もあるのではないかと考えられる。

 

5.終わりに 

現在、順調にヘイトを溜めている栞子だが、今後必ず真の目的が明かされて、スクールアイドルフェスティバルの開催に向けて尽力することは間違いないと断言できる。

だからこそ、上手く説明を入れながら、ヘイトを発散できるようにして欲しいと思う限りである。

余談であるが、私は栞子のキャラデザが凄く好きで、小泉萌香さんの悪役ボイスも重なってすこなので、同人作家の皆様、来年の夏コミ等々で栞子さんが悪い大人に分からされてしまう薄い本を出してください、宜しくお願い致します。

 

 

 

 

栗林みな実さんのツイートの件について

1.はじめに

 

この度は栗林みな実さん、並びに栗林みな実さんのファンの方々にご迷惑をおかけし、不快な想いにさせてしまい、大変申し訳ございませんでした。

今回の件について、今後の自分への戒めという意味でも本ブログで書き残しておこうと思います。

 

2.経緯説明


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↑のツイートをアニサマ初日の映像を見終わってから、来週の2日目の放送を待つ状況で投稿してしまいました。

正直なところを申し上げると、今考えてみると、このツイートに何の意味も無く、何も考えずにツイートしていました。

まさか、本人様に伝わるなんてつゆ知らずといった状況でした。

そもそも、なぜ地蔵になっていたのかという問題ですが、

・曲の予習が多過ぎて追いつかなかった。

・後半のアーティストのことしか考えていなかった。

・曲が分からなかった。

・トイレに行きたかった(結局、終演まで我慢した)。

このような理由が重なったことです。

曲は全く分からんけど、この人歌声の伸びは凄いなあ……(ポカーン)

といった状況だったのを朧気に覚えています。

 

そして、本日の朝頃に
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例の引用RTが栗林みな実さんのご本人から届きました。

ご本人様にこのような大変失礼なツイートを目に触れさせてしまったという事実に震えが止まらず、私はパニックになりました。

 

ここまでの経緯の説明でお分かりだと思いますが、今回の件は私にしか原因が無く、栗林みな実さんへの一種の誹謗中傷といったものになりました。

 

栗林みな実さんは何も悪くないです、本当に。

 

この後、栗林みな実さんのファンの方々(以下栗家族と表記)に叩かれて炎上するんだろうなと思っていました。

 

3.栗家族の方々の民度の高さ

 

このツイートの後に栗家族の方々から私に来たリプは予想していた罵詈雑言ではなく、栗林みな実さんのおすすめ曲、または推し曲をご丁寧に教えてくださるといった内容でした。


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今回の件の元凶である私にこのようにたくさんの曲を教えてくださった皆様には本当に心から感謝しております。

栗林みな実さんの良さやアピールを聞けて、本当に楽しい気持ちになりました。

よくお気持ち表明や推しへの発言などで燃える現場に身を置いている者としては、驚きが隠せなかったです。

私なりに考えていたのですが、これができるというのは、推しへの確固たる信頼と愛情。

これが誰に何を言われても変わらないと自信を持っていらっしゃるからこそ、栗家族の方々はこのように紳士な方々が多いのかなと思いました。

自分自身が一人のオタクとしてまだまだであることと、先輩方は本当に凄いなあと身をもって実感しました。

 

4.終わりに

 

私が呟いたことで起きた事実は変えられないので、せめてもの罪滅ぼしも兼ねて栗家族の方々から布教していただいた曲をゆっくり、聞いていこうと思っております。

このような温かい界隈があると知ることができてよかったですが、自分のツイート内容に関してはこれから一層気をつけていきたいと思っております。

 

ちなみに今のところ、

moving soul

・Overflowing

Patria 

・Yell!

この辺りが自分的にはいいなと思っています。

来年のアニサマまでには絶対に予習をして、高まりたいと思っております。

 

本当に申し訳ございませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕のヒーロー~斉藤朱夏さんの"くつひもの結び方"~

1.はじめに

僕はソロアーティストとしてデビューする斉藤朱夏さんを見て、最初は「ソロとしての舞台に飛び出すのは嬉しい」とは思った。

でも、同時に複雑な心境であった。

記憶に新しかった3/21に行われたしゅかランド1stFCイベント「The First Time」で、彼女はダンスを僕達に披露してくれた。

最後の曲目は「This Is Me」

今まで「Aqours」の「斉藤朱夏」としての活動がメインだった彼女の、「これが私だ。」という熱いメッセージを。

一人の表現者としての最高のパフォーマンスとして披露した。

それがあの場所にあり、僕はずっとあのダンスが頭から離れなかった。

しかし、歌手としての「ソロデビュー」。

これは、正直逢田さんのソロデビューなどがあり、きんちゃんのBlooDyeのグループ結成も同時期に行われたので、余計に、「このタイミングで流れに乗ってきたのか……」と思ってしまった。

表現者」としての斉藤朱夏さん。

「歌手」としてソロデビューする斉藤朱夏さん。

この2つが僕の中で全く繋がらなかった。

「どっちが"本当の”斉藤朱夏さんなのか??」

アニメディアなどを中心としたインタビュー記事を見ても疑問が膨らんでいった。

お台場でのフリーライブもよかったが、熱がすぐに冷めてしまったのだ。

それに加えて幼い頃からアニソン歌手としてソロデビューを夢見ていた鈴木愛奈さんのPVを見て、いよいよソロのアニソン歌手としての斉藤朱夏さんが浮かばなくなってしまったのであった。

そして、今回。

僕はこのライブで答えが見つけられなかったら、大人しく斉藤朱夏さんのソロとしての活動に見切りを付ける覚悟でこのライブに望んだ。

2.MCにおける彼女の解答

彼女の印象に残ったのはMCである。

①「このくつひもというアルバムを出すにあたって、私がなぜソロでデビューして、歌を届けたいのか。ライブをしたいのかずっと考えていた。」

と彼女は語った。しかし、

「必死に考えたけど、分からなかった。」

と意外なことを言った。

「でも、みんなの前でに立って、ステージの上に立つのが楽しくて好き。だから、私はソロアーティストとして活動したい。」

「楽しくて好き」

単純で、でも明確な彼女の想い。

僕はソロ活動で斉藤朱夏さんに何を求めていたのか…

自分が楽しくて好きだからこそ、それで見ている人を笑顔にする。

こんなことが分からなかったことに自分の未熟さを感じました。

②「人の出会いってやっぱり奇跡で繋がってて、こうして私とみんなが一緒にこの場にいるのは赤い"糸”で結ばれてるのかなと思ってる。今回、平日にわざわざ来てくれた人も。来れなくなった人も。延期で流れたチケットで来てくれた人も。でも、それを全部"運命”としてずっと自分の中で覚えておきたい。」

この場にいる人、いない人、それぞれいろいろな状況を抱えている。

でも、延期で振り替えという事実を彼女がずっと覚えていてくれることで救われる人も沢山いるのではないかと僕は思う。

③「私って性格が頑固で、完璧主義で、プライドも高くて、完璧なものしかみんなに見せたくないと思ってる。でもみんなの笑顔が私の緊張の"糸”をほどいてくれる。弱い自分も見せてもいいのかなって思うようになった。」

お台場フリーライブで彼女が初めて見せた涙。

それは絶対にミスしない「斉藤朱夏」を真っ当しなければいけないという責任。

これが23歳の彼女にのしかかることがどれほど厳しく辛いことなのか。

そんな彼女が、安心出来る"場所”。

そう言ってくれたことが何よりも嬉しくてたまらなかった。

④「どれだけ辛いなって思うことや、嫌だなって思うことがあっても、絶対に明日はきっといい日になる。」

これには彼女の諦めない心。

明日は必ずいい日になる。

何の保証もなく、無責任な言葉かもしれない。

でも、誰もが持っている弱い自分。

彼女の持っている"弱い自分”も自分の一部であるということを知っているからこそ言えた言葉ではないかと考えている。

⑤「今回の"くつひもの結び方"というタイトルで、どんなふうにくつひもを結ぶのかどう教えればいいのか考えていた。でも、全員に教える必要なんて無かった。元々、みんなが持っている個性、それに合わせて結び方があるから。私が教えられることじゃない。」

これは衝撃的だった。

人は一つのくつひもを結ぶ時にもそれぞれのやり方があり、性格などが現れる。

教えるものじゃなくて、私を見て、自分のくつひもの結び方を考えて欲しい。

そう言ってくれているような気がした。

⑥「どんなに辛いときでも、みんなには私がいる。私がみんなの"一番の"ヒーローであり続けたい。歌を通して、みんなの背中を押したい。ときにはつまづいたり、転んだりしてしまうかもしれないけど、こんな私でも隣にいてくれる?」

言うまでもなく、「ヒーローになりたかった」の前のMCである。

僕からすれば、そんなことを言われる前から彼女はずっとヒーローだが、彼女は自己評価が想像以上に低い。

だけど、そんな彼女が「みんなのヒーローであり続けたい」と言うことにどれほどの覚悟を乗せていたのか。

僕達では全く分からないくらい強いものだったのではないだろうか。

リフレクライトで現れる彼女の「君を照らしたい」というフレーズに見るファンを大切にして、一緒に歩む気持ちが見えて、本当に嬉しくてたまらなかった。

3.表現者:斉藤朱夏と歌手:斉藤朱夏

今回のセトリでは、「くつひも」が2回歌われている。

1回目はあくまでも「歌手:斉藤朱夏」としてのパフォーマンスだったと私は解釈している。

しかし、特筆すべきは2回目のパフォーマンスだ。

大きなくつひも版をモチーフにしたステージで座ったり、寝転んで歌ったり、華麗な動きを見せたりと、まさに「表現者:斉藤朱夏」が「歌手:斉藤朱夏」に融合されたものであった。

歌というのは歌うことだけではなく、どうその歌を魅せるかも重要である。

まさに「くつひも」という曲を歌うことだけではなく、全身で表現しているように見えた。

ダンスで鍛えた表現力。

これが歌を映えさせるためにこれほどまでに生きるとは思わなかった。

もはや、ただの「歌手」など口が裂けても言えず、「アーティスト」と表現するほかない。

このライブが始まった時と終わろうとする時の彼女は全く違うものであった。

僕が追い求めていた「表現者:斉藤朱夏」は死なずに、確かに「アーティスト:斉藤朱夏」として新たな命を燃やしていたのだ。

4.ライブ感想

正直、どの曲もよかった。

と言ったら答えにならない上にズルいので、簡単に振り返っていく。

(1)あと1メートル

出てきて初手でのこの曲は本当にズルい。予想はしていたけど、高まりまくった。

(2)くつひも

先で述べたので多くは語らないが、推し曲の一つなので高まった。

曲調がめちゃくちゃ好きなんだけど、歌詞が飛んでいて舌ペロする斉藤朱夏さんホントに可愛くて好きだ。

(3)誰よりも弱い人でかまわない

「君が好きなんだ」と言うために作られたような弱い自分を認めた上での曲。

凄く染み渡りましたね。

(4)糸

ガチ泣きしてた。

前のMCも相まって、感極まってしまって優しく歌う斉藤朱夏さんを見ていると正直、涙が止まらなかった。

ズルい、ズルい選曲だ……

(5)ことばの魔法

バックバンドの方々が強かったので、原曲と違う意味で凄く刺さってきた。

糸の後にこの曲をぶち込んでくるのホントにズルい。

2番サビ終わってからのパートの力強さは本当に圧巻だった。

(6)リフレクライト

めちゃくちゃ楽しいねこの曲。

マジで、バラード2曲の空気を一変させるポップでキャッチーな曲であり、本当に天才という他ない。

(7)あしたはきっといい日になる

応援ソングとして最高。

めちゃくちゃ前向きな曲で、本当に走り出したくなった。

いろんな所を駆け回って踊るのめちゃくちゃ可愛くて死んでた。

(8)しゅしゅしゅ

ガチで来ると思ってなかった曲。

いきなりぶち込まれて高まり過ぎて、おかしくなりそうだった。

まさか、タオル曲で盛り上がる曲だとは……

タオル買っとけばよかった…ってなってた。

(9)ヒーローになりたかった

先のMCも含めて余計に好きになった。

僕のヒーローはずっと斉藤朱夏さんだよ、ホントに……

(EN1)パパパ

ガチで高まり過ぎて、普通に「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!そり!!!!」ってなってた。

ガチで一番聞きたかった曲だったから聞けてよかったし、コールも楽しいし、最高かこの曲?強すぎるわ。

(EN2)くつひも

やっぱり好き。

アーティスト斉藤朱夏さんの真骨頂とも言える最高の時間だった。

強すぎた……

5.終わりに

なんだかまとまらないまま、このまま締めることになりそうなのですが、僕が今回伝えたいのは、ソロアーティスト「斉藤朱夏」という最高の存在に改めて出会えたということです。

本当に今回のライブはMCも含めて笑って泣いて、彼女の全てが詰まったものだったと思いました。

ソロデビューという決意表明とその解答を自分が待ち望んだ形より上の解答で返されてしまいました。

こんなの好きになるなと言われるのが無理という話です。

これからも一歩ずつ成長していく彼女に負けないように僕自身も頑張っていきたいなと思いました。

と同時に、ここまでブログを見て、

斉藤朱夏さんのワンマンライブ、そんなにいいのかな?」と思った皆様。

3/8(日) Zeep Osaka 3/18(水) Zeep Nagoya 3/21(日) Zeep Tokyo

と、2020年にZeepツアーが開催されます。

ぜひ、ご興味ある方は申し込んでみてはいかがでしょうか?

僕のヒーローである「斉藤朱夏」さんをよろしくお願いします。

10代最後のライブは今まで行ったライブの中で一番楽しくて、幸せな最高の時間でした。

斉藤朱夏さんと、全ての皆さんに感謝を。

僕とオタクと女の子

1.はじめに

どうも、そらまるです。

正直、前回の教職授業の闇について書いたブログが想像以上の大反響を呼んでいたようで、本当にありがとうございました。

書き手としては読む人がいるからこそ、書きたいなと思うものなので嬉しい限りです。

今回は前回の内容の口直しになるような補完的な内容を書いていきますので、よろしくお願いします。

前置きはこれくらいにして……

僕はいわゆるオタクです(笑)。

それこそ、月一くらいのペースでアニメ・声優さんのライブやイベントに参加しているような典型的なオタクです。

でも僕がオタクになったのは、今思うと様々な偶然があってこそかなと思います。

その話を今回は中心に語りたいなと思います。

2.中学卒業までの僕

僕は、両親が割と厳しい人だったので、あまりゲームや漫画などと触れ合うことがありませんでした。

小学生のときに見ていたアニメといえば、国民的アニメを除くと、

・メジャー(これは野球が好きだったので全シリーズ見ていた)

ドラゴンボール改

イナズマイレブン(我らの世代のバイブル)

本当に主要なのはこんな感じでした。

特にイナズマイレブンは、あの必殺技を撃つために練習してました(笑)。

(ゴッドハンド出そうとして、突き指したこともあった)

あと、コロコロコミックは買ってましたね。

ドラベース、ケシカスくん、ペンギンの問題でんじゃらすじーさんカービィスーパーマリオくんベイブレード

メンツ強過ぎませんか??

っていうようなコロコロコミックは弟と割り勘して毎月買っていました。

ジャンプは……

買ってなかったですね……

そのせいで、ワンピースとか高校入るまでキャラの名前しかマジで分からなかったんで……

そんなオタクとは無縁だった僕に転機が訪れたのは中2の冬。

夜も11時までに寝るような健康優良児だった僕ですが、その日は午前2時ごろに目が覚めたので、テレビを付けました。

そのとき、放送していたのが…

ニセコイ」の第2話。

第1話を見ていなかったので、楽と千棘、小咲の関係がイマイチ分かっていませんでしたが、中学生ながらにラブコメというのはとてもテンションが上がりました。

物欲がなく、少ないお小遣いもあまり遣わなかった僕が、貰ったお年玉で、このときニセコイをまとめ買いしました。

読めば読むほど、ヒロイン達の恋模様から目が離せない……

そして、中3の修学旅行で、お土産代などで親からもらったお小遣い(1万円)を少しちょろまかして、最新刊を買うくらいのハマり方でした。

ただ、この時点でもまだオタクではなかったかなと思います。

3.高校入学。ある女の子との出会い。

そんな僕は、ニセコイで見たような高校生活を夢見て高校に入学しました。

体育祭、文化祭、可愛い女の子と付き合ったり、お祭りデートとか……

などなど思っていました。

そんなときに出会ったのが、一人のクラスメートの女の子。

身長が低くて、ハキハキと喋り、ニコニコ笑顔で、中学時代生徒会役員をしていたという彼女に僕は一目惚れしました。

クラスで学級委員のような係決めのときに、学級委員は希望者が出たのですが、副学級委員は女子が彼女に決定されましたが、男子の希望者はゼロ。

この状況で思ったのは……

「副学級委員に立候補すれば、あの子とお近づきになれるのでは??」

これでした。

「誰もやらないなら俺がやります!!」

こんな風に貧乏くじを引いたことを装って、僕は心の中でガッツポーズをしていました(笑)。

そのときに初めて話をしたのですが

「副学級委員よろしく〜。そらくんっていい名前だよね!珍しいから、自己紹介で覚えちゃった!そらくんって呼んでいいかな?」

「ど、どうぞ…こちらこそ1年間よろしくね!」

こんな会話をしてました。

その後、LINEとTwitterの交換にも成功した僕は彼女のツイートを見ていたところ、見知らぬ漫画のアイコンだったのに気づきました。

なんだろう、このグロそうな漫画のアイコン??

次の日に彼女に聞いてみたところ、ヤンジャンで連載中の漫画、東京喰種だということが分かりました。

グロそうだけど、興味はあった僕は同じ部活の友達から借りて読みました。

面白過ぎる……

その流れでアニメも見ました。

もしかして、深夜にはこんなに面白いアニメが溢れているのか…

と思いました。

そして、その女の子が面白いとオススメしてくれたちはやふるの漫画をTSUTAYAで全巻借りて読み、化物語のアニメを見て、僕は徐々にアニメへのめり込んでいきました。

そして、彼女は小説も好きだったからか国語科目の成績が良かったのですが、僕の成績もなぜか国語科目は点数が良くなって行きました。

我ながら単純過ぎて、アホだなと思いますが、今こうして文を書くのが好きになったのも彼女の影響なのかなと思っていたりします。

こうして、高校生活が半年ほど経ったある冬、彼女がある野球部の部員と仲良く帰ってるのを偶然目撃しました。

僕は、直感で彼氏だと思い、超絶ショックを受けました。

その子のことは諦めて、高校生活で2人の女の子と付き合いました。

結論から言うと、全く上手く行かなかったです。

心に空いた穴を埋めようと、無理に忘れようとしたから余計にダメになっていきました。

本当に失礼で最低な男だったと思います、我ながら。

お祭りデートに行ったり、君の名は。を見に行ったり、ご飯食べに行ったり、カラオケに行ったり、それっぽいことはしていたはずなのに満たされない。

こんなことなら、スッキリと断った方が絶対によかったと今でも思っています。

そんな不安定だった高2の時期に僕は、いじめでクラスに居場所を無くしました。

でも、そんな中でもその女の子は未だに同じクラスで仲良くしてくれて。

東京喰種:reの話や生徒会、部活の話をしていたのを覚えています。

そして、彼女は正義感が強かった。

だからこそ、この問題の直接の原因はたぶん僕だと思います。

結論から言うと…

彼女はだんだん学校を休むようになっていきました。

悪くなるクラスの雰囲気、止めようとしない同調圧力

これらにたぶん耐えられなかったんだろうなと思います。

彼女の悪口をいじめの主犯格が言い出していたのも知っていました。

だから、生徒指導の先生、担任の先生、擁護の先生、学校を巻き込んで主犯格と僕の1対1の話し合いがおこなわれました。

(間に先生方はいる)

どうして、こんなことをしたのか聞いたところ、

「なんとなく、ウザかったから。」

と返ってきました。

僕はあまりにも許せなかった。

「お前のようなクズは絶対に人生がいつか終わる。

そんな…そんなことで、人の人生をめちゃくちゃにしていいと思ってるのか、このゴミが!!」

僕は殴りかかろうと椅子を蹴り飛ばした時に生徒指導の先生に止められました。

その後、主犯格と今後一切関わらないということで話がまとまり、謝罪はなく帰っていきました。

その日から僕はずっと高3になるまで昼休みは図書室か保健室に行くような生徒になっていました。

あのクラスにいることが嫌で仕方なかったので…

僕は図書室で物語シリーズ掟上今日子シリーズ、三月のライオンなどを全巻読んで楽しんでいました。

そして、休みがちな彼女が授業に出ずにたまに保健室に放課後来ているのを知っていたので、ノートやプリントを渡していました。

授業に出れているだけ、僕は幸せだと思いました。

部活が…部活でキャプテンをしていたのと、部活の仲間が僕が孤立した時に誰1人として僕の悪い噂を信じなかったのも救いとなっていました。

そうして、高3の春。

僕と彼女の共通の親友である高1の時の学級委員(僕と同じ部活だった)と同じクラスになり、3人でまた、学級委員と副学級委員になりました。

おそらく、先生が気を回してくれていて、いじめグループのメンバーは1人しかおらず、腰巾着みたいなものだったので、実質攻撃は何もしてこなかったです。

僕はその学級委員と行動していて、他のクラスメートともまあ普通の関係は築けていました。

ただ、いじめというのは傷が簡単に消えない。

僕は仮面を被ったように本心を見せないようになり、彼女も以前より増して学校に来なくなりました。

そんな中、僕が出会ったのがラブライブ!でした。

高2の冬にSnow halationを聞いて、凄くいい曲だなと思っていましたが、でもアイドルアニメなんてwwww

とバカにしていました。

そんなときに入ってきた部活の後輩の趣味垢を偶然見つけたところ、アイコンもヘッダーもラブライブ

「そんなに面白いのか??」

僕は興味を持ち、見てみました。

陳腐なアイドルアニメ?とんでもない。

彼女達の真っ直ぐな情熱は、悩み、暗かった自分の心に突き刺さりました。

僕は、その勢いで続編であるラブライブ!サンシャイン!!も見ることにしました。

1期3話まではμ'sの焼き直しだな…

μ's出てこないかなーと思っていました。

しかし、1期4話を見て僕の考えは180°変わりました。

スクールアイドル部に入ろうか悩む花丸ちゃんにかけた千歌ちゃんの言葉。

「大切なのはできるかどうかじゃない。やりたいかどうかだよ。」

この言葉に僕は涙が止まらなかったです。

部活が上手いわけでもなく、人間関係も良くない。

でも、やりたいかどうか自分の心のままに決めていいんだ。

これは、自分のことを「普通怪獣」と自称していた千歌ちゃんだからこそ、僕に刺さった最高の言葉だったと思います。

それから、Aqours声優にもハマり、2ndライブツアーのレポ漫画を見たり、浦ラジ聞いたりしてました。

そして、サンシャイン2期も佳境に差し掛かり、僕と学級委員の友達は2人、教室で受験勉強をしていました。

あの子は二学期になってから文化祭と体育祭しか顔を見せず、2人で心配していましたが、受験が目前に控えていてそれどころではありませんでした。

そんなある日。

誰も来るはずのない教室のドアが開いたので、誰かなと思ったら、その女の子でした。

彼女いわく、

「まさか2人がいるとは思わなかったな。ウチは卒業出来ないから、制服の着納めに来たんだ。」

と。

出席日数。

高校が義務教育じゃないことを改めて痛感しました。

僕ら3人は受験勉強なんて忘れて、最終下校の19時までずっと話していました。

そして、方向も同じなので、一緒に帰っていると、

「ウチね、進学先決まったんだ。入学前考えると全然、想像してなかった所だったけどさ…2人は頑張ってね!!それと、3年間本当にありがとう!!」

本当に辛かった。

そのとき、なんて言ったのか僕自身も覚えていません。

ただ、卒業しても、また遊びたいねという話をしたことは覚えています。

こうして、僕と彼はなんとか受験を終わらせて無事に大学生になれました。

僕は大学でいい友達に出会い、そしてオタクとして楽しく過ごしています。

本当に毎日充実してるなと思います。

(教職はアレですけどね)

4.おわりに

後日談ですが、去年の冬にお互いの近況報告も兼ねて3人でカラオケに行きました。

それぞれに楽しい充実した大学生活を送ってることが分かって僕は凄く嬉しかったです。

(カラオケの点数は僕以外の2人が超絶上手かったので、かなり悲惨なことになっていました(笑)。)

帰りにその子の彼氏くんへのクリスマスプレゼントのアドバイスを男2人ですることになり、センスのない我々は非常に苦しむことになりました(笑)。

彼女に帰りの電車で

「そらくんってそういえばいつから、アニメにハマったの?」

と無邪気に聞かれました。

僕は笑ってこう言いました。

「さあ、いつだったかなあ?」

漫画じゃないから全部は上手くいったわけじゃないけど。

これが僕の原点のお話。

私の中で教職が死んだ日

1.はじめに

教職と言われても、ピンと来ない方もいるかもしれないので、最初に説明を。 教職とは、学生・生徒・児童(や公衆)を教える職。(Google辞書より)

簡単に言うと学校の先生のことである。 これになるためには、大学で必要な教職単位を全て取得し、介護等体験(中学教員は必須)や教育実習を経て、教員採用試験に合格することが必要である。

昨今、兵庫の激辛カレー事件などで教員のモラルの低下が大きな話題となっている。 確かに、あの問題に関してはそれに及んだ教員が悪い。

そして、他の教員達は悪くない。

こう考えるのは自然なことかもしれない。

だが、本当にそうなのか?

被害者はもちろん悪くないが、被害者と加害者側以外でこの問題を知っているものは本当にいなかったのか?

これもまた疑問な点である。

この問題からも教職の闇が垣間見えるのである。

では、教職になろうとする教員の卵は果たしてまともな人間なのか?

ここに目を向けたことがある人は少ないのでは無いかと考える。

一体、現実はどうなっているのか… それをこれから語ろうと思う。

※これは教職授業を受けて、教員になろうとしていた上で私が学んだことを書いたものとなりますので、過激な発言などが多少含まれますので、嫌な人はブラウザバックをオススメ致します。

2.自己紹介

はじめに、私の自己紹介を。 私は今年の12月で20歳となる、とある大学の社会学部2回生、社会の中高の教員免許取得を目指していた。 趣味はアニメとスポーツ観戦が好きなどこにでもいるようなまあ普通…の大学生かと思う。

私は、高校2年のときにクラスでいじめに遭い、その影響で人間不信になりかけて学校に行くのも嫌になっていた。 しかし、

・部活動でキャプテンを務めていたこと。

・なぜ、いじめのような卑劣な行為に自分が譲歩しなければいけないのか分からなかった。

・先生達がしっかりと相談などに乗ってくださった。

・高校3年のクラス替えでおそらく、便宜を図ってくださった。

・アニメにハマった。

これらのおかげで高校3年のときはある程度平穏に暮らせて、なんとか、大学に進学することができた。

(それでも、いじめの加害者側からの誠意のこもった謝罪もなく、卒業までグダグダと誹謗中傷は書き込まれた。)

私は幼い頃から人に何かを教えるということが好きで、中学の頃から教員になりたいと思っていた。

しかしまあ、私は意識高い系の性格に付いていけないタイプだったので、「教員」というなんでもできる人格者として成長できるのか、そして、自分の努力の追いつかない所なのではないかと不安に思っていた。

(要領よくサボるのが得意だったため。)

そして、大学1回生の後期に教職授業を取る手続きをした。

どんな人が、教授がいるのか少しワクワクしながらも。

それが真の地獄の始まりとは知らずに…

3.教職授業

皆さん、教員とは、どんなイメージがあるだろうか? 多くの人は「公平な人」「頭が良い」「見本となるべき人」

このような意見が出るだろう。

しかし、実際はこれと程遠いものだった。

意識高い系?もはや、絶滅していた。

辛うじて、私の1回生からの友人で教職を取っている数少ないまともな人がいるのだが、その人は大学に入って一度も授業を飛んでいないと語っていた。

(授業が被っているので、嘘ではないことは立証されている。)

その他に意識高い系なんて、存在しなかった。

いわゆる世間で言われる悪いイメージの大学生のお手本のような人物のオンパレードであった。

・未成年喫煙を堂々と学内で行う。

・飲酒強要。

・悪意のあるセクハラ発言。

挙げ始めるとキリがないのでこれくらいにしておこう。

それでも、最初のうちは頑張ろうと思っていた。

・土曜の朝から授業

・3回休んだら単位がない

・遅れたら死ぬほど怒鳴られる

・携帯の使用、居眠りだと追い出される

正直、この刑務所かと思うような環境で授業を受けるのは苦痛で仕方がなかったが、まあ耐えられた。

事件が起きたのはある教職授業の10回目の授業である。

教授が指名して、前方に表示されてるパワーポイントを読ませるようとしたところ、3人ほど漢字が読めない人が出てきた。

その漢字とは「連なる」などといった小学生でも習う漢字であった。

おいおい、嘘だろ…って辟易したが、まあ、これは序の口であった。

次にグループワークで 「教育現場で一番の問題は何か?それについてどう思うか考えろ。」

というテーマで話し合っていた。

このようなグループワークで、教授がいつも生徒をランダムで指名して、発言させるのだが、その日当てられたのは、教育実習も済んでいる大学4回生の方だった。

教授「君はどう思う?」

大学生「はい。私はいじめが一番の問題と思います!なぜなら、教育現場で挙げられる2つの問題として、不登校も挙げられますが、不登校不登校の生徒が学校に来るために動けばいいだけなので、問題解決のハードルがかなり低いかと。いじめは根が深いと思います。」

言うまでもないが、私は呆然とした。

不登校の解決が簡単?学校に来ればいいだけ?

正気で言っているのであれば、一度病院に行くことをオススメ致します。

どれだけの子供達が本気で、学校に行きたくても行けないかが分かっていない。

極めつけには、この考えを持っている方があと1年で、教員として教育現場に立ってしまう。

大変恐ろしく、血の気が引いた。

まだまだある。

Q.「いじめの解決には何が必要か?」

これに対して話しているときだ。

知り合いが、

「いじめなんてやられてる奴も悪いだし、無くならねえだろ。加害者側だけ責められるのおかしくね?」

と言った。

あまつさえ、これに賛同する者もいた。

私は理解ができなかった。

私情ではあるが、自分がいじめに苦しんでいた立場だったので、その言葉を担任や生徒指導の先生に言われたらどんな思いをしていたかと思うと気が気では無かった。

最悪の場合、自殺を選んでしまう。

人の心は思っているよりも脆いのだ。

まずは被害者のケアが最優先なのに加害者側の話から聞いてしまうとどう隠蔽するかという話になるのである。

Q.「なぜ、生徒間でのトラブルが起こると養護教諭が会議に参加するのか考えよ。」

これに5人当てられて、答えられた生徒は誰一人としていなかった。

皆さんは分かりますか?

A.「保健室を逃げ場所とする生徒がいたり、保健室に相談に来る生徒がいるから。」

これが正解です。

ですが、周りは

「そんな奴いるのかよ…」

「怪我とかの応急処置かと思った」

こんなものであった。

おそらく、保健室に悩みを相談するということをせずに過ごしてきた幸せな学校生活を送ってきたのだろうと思った。

そしてこの頃、私は気づいてしまった。

なぜ、教職授業にこのような人が多いのかと。

そもそも、いじめられたりすると、学校に良いイメージを抱かないから教員になろうとすら思わないのである。

だから、教員になろうとする人物の大半は

・いじめられた経験がない

または

・いじめの加害者側であった

という推測ができる。

だからこそ、先でも語ったが激辛カレー事件やいじめによる自殺で、教員は口を揃えて

「知らなかった。」「気づかなかった。」「そんなに重大なことと思わなかった。」

と言うのである。

いじめの痛みが分からないから当然のことである。

また、グループ発表や教授に怒られている生徒を見て、クスクスと笑う人も教職授業では、かなり多い。

失敗した人のことを笑う人間が、生徒の夢を笑わずにいれるのか、いささか疑問である。

私自身もとある授業でグループ発表をしているときに、ボソッといわゆるチャラついた生徒に

「童〇みたいな顔しやがって(笑)」

と言われた。

別にどうでもいいし、面識も一切無いのでスルーしたが、そんな軽口を叩く人物が教員とはお笑い物である。

これが教育現場ではなく、教育現場に立とうとする者を要請している現場の確かな実態なのである。

私はあと2年間教職授業を受けて、教員になろうとは到底思えなくなってしまった。

4.おわりに

ここまで、教職授業のネガティブな面を大量にあげたが、前述の通り、当然まともなやる気と素晴らしい志に満ち溢れた方もいらっしゃる。

私は、教職をやめることに未練も後悔ももはやここまでの闇を見せられて何も無いが、これからの教育現場が不安で仕方ないし、自分の子供世代が学校に通うことを考えるとゾッとしてしまう。

そして私は、どうしてもこの話題をしているときでさえ、いじめに遭っていたときの記憶を思い出してしまう。

加害者側の意見など聞くことはおそらくできないし、公平な教員にはなれないのだろうと思う。

せめて、より多くの素晴らしい方々が教員になることを願うばかりである。

最後になるが、2年前、高校卒業の時にお世話になった担任の先生の前で 「先生みたいな教員になります!!」 と言っていた自分に土下座して謝りたい。

本当に申し訳ない。

こうして、私の中で教職は死んだ。

※追記

一体、どこの大学だという質問が割とあったのですが、まあお答えすると、関東で言う日東駒専くらいのレベルの大学です。

関西だったらまあ、名前は分かるくらいの偏差値50前後の三流大学です。

もっと上のレベルの大学なら、こんなこと無いかもしれませんが、データがないので何とも言えません。