徹底考察:"三船栞子"~なぜ彼女のことを苦手な人が多いのか~
1.はじめに
今回はスクスタに新登場した三船栞子さんについて考察などをしていく。
彼女はお世辞にも、現時点では共感しているような肯定的な意見が少ないように感じる。
その理由を今回は考えていきたい。
(スクスタストーリー8章、9章の内容を含むのでネタバレ注意)
2.三船栞子とは??
三船栞子(cv.小泉萌香)
・虹ヶ咲学園の1年生
・日本有数の名家、財閥の流れを汲む三船家の"次女"(次女というのは伏線と思われる)
・冷静沈着、成績優秀
・お茶とお花の腕は師範レベル
・ディベートコンテストで優勝経験あり
・人の向き不向きを見抜くのが上手い
設定が強過ぎる……
基本的に有能なキャラとして描かれているのは間違いない。
彼女は8章の最終話でいきなりスクールアイドル同好会の前に現れ、
・中川菜々さんは生徒会長に向いていない
(数字が証明しているらしい)
・新生徒会長として立候補する
・生徒会長になった暁にはスクールアイドル同好会の廃部を検討
・その後、各メンバーに適正のある部活を紹介する
と発言。
生徒会選挙が行われることに……
その後、選挙戦で中川菜々さんを相手に勝利。
新生徒会長に……
ここまでが、10章の内容となっている。
では、ここまでのストーリーでなぜ、彼女のアンチが多いのか見ていきたいと思う。
3.栞子をなぜ受け入れられないのか?
理由① 「発言が高圧的、高飛車な態度」
あくまでも彼女は高校1年生。
それでいて、上から目線、成功しないからこうするべきだという発言をするのは思い上がり過ぎではないかと考えられる。
確かに意見を交わすのはいいと思うが、言い方や伝え方が他にもあるだろう。
ディベート能力とコミュニケーション能力は別であることがよく分かる例と言えるだろう。
理由②「せつ菜(菜々)への露骨な追い込み」
あくまでも生徒の大好きを応援したいと言って、生徒会長として活動してきた彼女に対して、「あなたではダメだから」と言わんばかりに生徒会長に立候補するのはもはや嫌がらせの域では無いかと考えられる。
公開討論や演説でも自分の主張と共に必ずせつ菜(菜々)の意見を論破しようと反論を必ずしている。
公開討論はまだ許せるが、演説とは自分の政策を主張する場であって、対立候補を貶める、または対立候補への反論をするのはタブーである(筆者が中学時代生徒会活動をしたことがあるので、余計に違和感を感じた)。
正直、9章を見ていたせつ菜推しからすると怒りの声が噴出してもおかしくない。
ここまで精神的にも追い込みをかけるのはさすがにやり過ぎであると断言できる。
というか、彼女の大好きが生徒会長では無いと言いながら、スクールアイドル同好会を潰そうとしてるのは全く理解できない。
理由③「成功体験という胡散臭い言葉」
「生徒の皆さんに将来に役立つような成功体験を必ずさせる」と主張する彼女。
しかし……
成功体験って何だ??
この言葉に違和感を持たなかっただろうか?
成功体験とは
「過去に成功してきた体験」
のことである。
これは確かに重要である。
自己肯定感、自己理解、自己信頼などに繋がって来るものであるからだ。
しかし、成功体験で重要な部分を三船栞子は見落としている。
それは
「どのように成功体験を積んだかという過程、道のり」
である。
自分の努力や決断で成功体験を詰んだからこそ、自己肯定感などに繋がるのである。
というわけで、三船栞子の政治が実現してしまうと、
「人を頼って成功という甘い汁を吸おうとする薄汚いクズ人間」
の大量発生である。
もちろん、失敗すれば、
「あいつがそうしろと言ったから〜(以下略)」
と、栞子などに責任を擦り付けるオチまで付くのは容易に想像できるのである。
「私の言う通りすればいい」
は、考えない人間を増やすだけである。
理由④「ロボットのような正論」
確かに彼女の言うことは正しい。
だが、失敗も含めて人間が作られてくるのも事実ではないかと考える。
皆さんも経験がないだろうか?
「頑張って練習をしたけど、公式戦で一勝も出来なかった部活動」
「好きだった女の子にこっ酷くフラれた」
このような失敗を全て無駄と言うのは、ありえないことであり、15~16年しか生きていない彼女に理解出来る訳が無いと断言する。
一切の無駄を省くというのも、無理な競技変更などもスクスタの世界線でなら許されるかもしれないが、人には感情がある。
まるで発言がロボットのようだなというのが、正直な意見である。
彼女自身が本当は失敗を恐れているからこそ、「成功体験」と言い続けているのではないかと私は考えている。
4.栞子の真の目的とは?
今後、キープレイヤーとして動いてくる栞子の真の目的について予想をしてみた。
その①「姉である薫子への対抗意識」
上でも述べたように栞子は三船家の"次女"と表記されている。
8章で登場しているスクールアイドルフェスティバルの元運営関係者である薫子は、苗字がまだ明かされていない。
薫子、栞子
この2人が姉妹ではないかと容易に予想することが可能である。
もしかすると、姉である薫子には栞子以上の才能があったにも関わらず、将来に役立つか分からないスクールアイドルにのめり込んだという事実を栞子は許せなかった。
だから、スクールアイドル同好会を潰そうとしているのではないかと考えることができるのである。
その②「大ファンであるスクールアイドル:優木せつ菜を助けるため」
彼女が優木せつ菜としての姿を見た時、スクールアイドル:優木せつ菜とすぐに認識する事ができていた。
ということは、彼女自身がスクールアイドルオタクではないかと考えることもできる。
彼女が優木せつ菜の大ファンであると仮定すると、
・生徒会長の座を奪う
→スクールアイドルに専念してほしい
・スクールアイドル同好会を潰す
→ソロ活動の方が彼女が輝ける
実は辻褄が合うのである。
スクールアイドルであるせつ菜のことを好きだから、こんなことをすると考えるとかなり歪んだ愛というか、厄介オタクとして思えないが、この可能性もあるのではないかと考えられる。
5.終わりに
現在、順調にヘイトを溜めている栞子だが、今後必ず真の目的が明かされて、スクールアイドルフェスティバルの開催に向けて尽力することは間違いないと断言できる。
だからこそ、上手く説明を入れながら、ヘイトを発散できるようにして欲しいと思う限りである。
余談であるが、私は栞子のキャラデザが凄く好きで、小泉萌香さんの悪役ボイスも重なってすこなので、同人作家の皆様、来年の夏コミ等々で栞子さんが悪い大人に分からされてしまう薄い本を出してください、宜しくお願い致します。